11月4日に、石川県鳳珠郡穴水町の穴水小学校体育館で「KISA2隊穴水町こども祭り」を開催しました。
医師、薬剤師、看護師、保健師、介護士、ケアマネ、保育士など総勢93名が参加し、そのうち59名もの子供達が参加してくれました!
子供達が生き生きと活動できる場所を
2024年1月1日に起きた能登半島地震により、現在、穴水町では公園や広場、運動場を取り壊して仮設住宅や仮設校舎が建設されています。その影響で、子供達の遊び場が減少し、心身の充足感が懸念されていました。
そこで、現地の小児科医の全面的な協力のもと、穴水町の子供達に少しでも元気になってもらおうと本イベントを開催することになりました。
約1ヶ月の準備期間、各地のKISA2隊メンバーとオンラインミーティングを重ねて、どんな仕掛けをすれば子供達が楽しんでくれるかアイデアを出し合いました。
下記が、実際に行われたイベントの内容です。
- SASUKE
参加者による障害物競争。 - 風船割りゲーム
輪ゴムを使った矢を飛ばして、風船を割ってストレス発散! - だるまさんが転んだ
巨大恐竜ぬいぐるみに追い掛け回されみんな笑顔に。 - けん玉
集中力と体力勝負! - 射的ゲーム
景品ゲットのために必死に集中力UP! - ダイラタンシー (ゆっくり触わるとドロドロなのに、素早くたたくと固くなるという現象)
不思議な感触に大人も興味深々。 - 医療体験
聴診器や打腱器の体験、エコーで自分のおなかの中に興味深々。 - 巨大お絵描き
小さい子も参加しやすく、みんなの思いを形に、のびのびと絵を描いて楽しんでいました。 - 缶バッチ作成
自分だけのオリジナルや友だちと似たような缶バッチを作成。 - スタンプラリー
出し物を全てコンプリートした子供に、くじ引きでオモチャをプレゼント!
広い体育館を使って、時にはみんなで真剣な眼差しで全力で競争したり、時には集中して制作物を作ったりと心も体も満たされた時間となりました。
障害物競走では、ランキングを発表し、みんなの前で表彰される子供達の、恥ずかしそうな、誇らしそうな、嬉しそうな、なんともいえない良い表情が印象的でした。保育士さん手作りのキラキラしたメダルも喜んでもらえました。
持続的な復興支援を目指して
子供等はみんな元気に参加していて、大人も元気をもらいました。また、今回のイベントではKISA2隊だけではなく、DHEATや保健師チームとして支援されてきた大阪府や堺市の職員も参加しており、新たなつながりが形成されました。
また、穴水町に出向いて、復興を応援したいという皆さまの想いも実現した貴重な機会となりました。
開催前日には「前夜祭」が開催され、大阪、京都、三重、埼玉など、様々な地域から集まったKISA2隊メンバーが、再会を喜び合う場面があり、能登半島地震の支援に入ったメンバー同士の絆を改めて実感する機会となりました。
今回のイベントをきっかけに現地チームのさらなる結束が深まり、早くも第2回目の「こども祭り」開催に向けて動き出しています。
これからも、KISA2隊は能登半島の住民の皆様に寄り添いながら、様々な復興支援を継続していきます。