休眠預金等活用法に基づく資金分配団体に選定されました

このたび一般社団法人KISA2隊は、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)より、2024年度の「休眠預金等活用法」に基づく資金分配団体として選定されました。


参照:
2024年度通常枠〈第1回〉資金分配団体が発表されました
https://kyuminyokin.info/articles/1421

本事業では、「医療と福祉の架け橋が、命を守り・心を救う-多職種連携チームで、被災地の急性期から慢性期へと支援をつなぐ-」をテーマに、災害発生直後の急性期から、その後の生活・介護・福祉ニーズが増す慢性期まで、切れ目のない支援体制を構築していきます。

具体的には、以下2つの柱を軸に、地域社会の防災・減災力を高め、被災地の早期自走化を目指します。

1. 医療・介護・福祉をつなぐ組織と人材の育成
これまでの災害対応で浮き彫りになった課題の一つが、外部支援から被災地の既存リソースへ円滑にバトンを渡せないことでした。そこで私たちは、医師、看護師、介護士、薬剤師など多職種からなるチームを編成し、専門的なコーディネーターを育成。災害発生直後から、被災地内の医療・介護・福祉資源へ効果的につなげることで、被災地全体の復旧・復興を力強くサポートしていきます。

2. 災害受援力を高める地域BCP(連携型BCP)の策定支援
災害発生時に多様な外部支援を的確に受け止め、地域内へうまく展開するためには、平時からの準備が欠かせません。私たちは、専門家の知見を取り入れた地域BCP(連携型BCP)の策定を支援し、災害対応に必要な情報管理ツールの導入、コーディネーション機能の整備、研修・訓練の実施などを推進します。こうした取り組みを通じて、被災地全体が強靭な受援体制を整え、スムーズな復旧・復興につなげていきます。

本事業は、全国各地を対象としています。

過去に私たちがコロナ禍や能登震災で培ってきた「志」を原動力に、より持続的で実行力のある災害支援スキームを確立し、日本各地のコミュニティが災害に強く、誰もが安心して暮らせる環境を整えるお手伝いをしていきたいと考えています。

引き続き、一般社団法人KISA2隊の活動をご支援いただけますと幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

目次