【感染クラスター8】KISA2隊いちき串木野で研修会を開催しました

2025年7月4日、鹿児島県いちき串木野市において「感染クラスター8」を活用したBCP研修会を開催しました。

感染クラスター8についての詳細はこちら

目次

開催の背景

本研修会は、2025年11月に市内で実施された「感染クラスター8」研修が好評だったことを受け、居宅ケアマネジャー管理者の会において、同プログラムの活用を視野に入れたBCP(事業継続計画)研修の開催が企画されたものです。

これを受け、いちき串木野市在宅医療・介護連携推進室が主催となり、KISA2隊のメンバー2名が講師を務め、研修会が実施されました。

BCPを「自分ごと」に。感染クラスター8による実践的学びとその効果

本研修の目的は、2024年4月から義務化されたBCPに対応し、大規模災害や感染症流行時における業務継続および迅速な再開を実現することです。

特に、居宅および包括支援センターのケアマネジャー全員で「感染症訓練」を実施することにより、BCPを「自分ごと」として捉え、日々の業務に活かしてもらうことを目指しました。

開催を終えて、参加者より以下の声をいただきました。

あっという間の時間でした。1時間半がこんなに短く感じたのは初めて!ゲーム形式だったので、退屈せずに学べました。

異なる職場の顔見知り同士でも、即席のチームで“どうすれば感染を広げずに対応できるか”を話し合えた。2回目の参加だったが、想像より覚えていなかったことに驚いた。定期的な実施が必要だと感じた。

同じ内容でもメンバーが違うと全く違う展開になることに驚いた。声の大きさや主張の違いで進行が変わるのは、実際の現場と同じだと改めて感じました。

成果として、BCPにおける感染症対策に関する机上訓練を、楽しみながら効果的に実施できたことが挙げられます。
また、災害や感染症の発生時に自分たちがどのように行動すべきか、手順を含めて具体的に学び・考える貴重な機会となりました。


ゲーム形式での実施により参加者の理解も深まり、会全体が盛り上がる中で、いちき串木野市におけるBCPへの意識向上が期待される内容となりました。

地域全体の災害対応力強化に向けて

今回はケアマネジャーを対象とした研修でしたが、今後は看護職やリハビリ職など、職種別での開催を検討し、多角的な視点からの議論の場を設けたいと考えています。

また、各施設や法人単位での実施、地域内の多職種連携による開催など、さまざまな形式での展開も想定されており、単発ではなく定期的に実施することで、実践力の向上が期待できると実感しています。

そして、これからも講師としてKISA2隊が研修に参加して、いちき串木野市の地域力強化に一層貢献していきたいと考えています。

※KISA2隊では感染クラスター8の研修会を、北から南まで全国で開催してまいります。
研修の相談・依頼についてはこちらからお申し込みください

目次