医療と介護/福祉の架け橋が、命を守り・心を救う
2024年度 休眠預金事業 実行団体 公募ページ
公募にあたって – メッセージ
多発する災害において、国民の命と暮らしを守るには医療や介護・福祉の途切れない支援が必要です。
しかし現実は、医療と福祉/介護を担当する行政部門が異なるため組織間の連携不足があり、救急医療を中心とした対策では福祉領域が手薄になることで、生活の質低下や復旧遅れを招いている現状があります。
この状況を打開するには、平時から医療・福祉・行政が互いに連携し、有事において資源や情報を共有することや、外部からの支援を地域の資源へと円滑に引き継ぐ人材や組織の育成が急務となっています。
そこで私たちは、休眠預金を活用して災害に強いコミュニティづくりを進めてまいります。
すでに地域で医療と福祉/介護をつなぐ経験・ネットワークを持つ皆様を対象に、地域BCP(連携型BCP)の策定、多職種連携チームの形成、組織基盤強化を支援します。これにより地域の受援力・支援力を高め、強靭な連携体制を構築します。
より多くの命と心を守ることができるよう、地域に根ざした皆さまからの積極的な応募をお待ちしています。
実行団体・事業の概要
採択予定実行団体数 | 4団体 |
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1団体あたりの助成額 | 上限 3,300万円程度(3年) |
対象地域 | 全国 |
事業期間 | 2025年5月〜2028年2月(助成開始時期は手続きにより変更の場合あり) |
公募要領ダウンロード(必ずお読みください)
期待する活動概要
- 災害時に分断される医療・介護・福祉の橋渡し組織・人材の育成
多職種連携チームを編成し、一貫した支援体制を構築する。コーディネーター等の専門人材を育成することで、被災地の早期自立と支援力向上を図れるようになる。 - 災害時の受援力を高める地域BCP(連携型BCP)の策定
情報管理ツール導入、事務局機能整備、研修・訓練実施などを通じて、地域全体のレジリエンス向上と復旧・復興の円滑化を目指す。 - 持続可能な組織体制の強化
ガバナンス・財務基盤の安定化など組織基盤強化を行い、社会の変化に柔軟に対応できる組織を確立する。
応募団体(実行団体)に求める要件
以下の要件を満たす必要があります。不明点は担当までご相談ください。
- 国内の民間非営利組織であること(一般社団法人、NPO法人、社会福祉法人、任意団体など)。
- すでに医療介護福祉等で多職種連携の構築・運営実績があること。
- ガバナンス・コンプライアンス体制、会計処理体制など組織基盤が整っていること、または整備可能であること。
- 情報公開に関する承諾ができること。
- 社会的インパクト評価を実施可能なこと。
- 助成事業終了後も事業継続の意思・計画があること。
- 事業総額の20%の自己資金投入が可能であること(特例応相談)。
- 既存公共制度で代替可能なもの
- 公共助成資金との合算事業(民間助成資金との合算は可)
- 主たる目的が団体運営や組織強化のみの事業
- 主たる目的が調査研究のみの事業
- 主たる目的が備品購入のみの事業
- 助成金を寄付や基金へ充当する事業
- 関連性のない営利事業を含む取り組み
目指すゴール
- 現状把握と課題の洗い出し
- 初期指標と目標設定
- キーパーソンの選定と組織体制づくり、等
- 災害対応プラットフォームが適切に運営されている
- 情報共有ツールが平時から有効活用されている
- 災害対応に関する研修会や事例検討会が定期的に開催されている
- 災害時に対応可能な支援人材が育成されている
- 災害時に必要な資材の備蓄、または調達ルートが構築されている
- 地域BCP(または連携型BCP)が策定されている
- BCPに基づく訓練やシミュレーションが定期的に実施されている
- 地域BCPが策定(または連携型BCPが継続的に更新)されている
- 災害時に地域の医療/介護/福祉をつなぐ連携体制が定着している
- 関連機関が平時から協働し、災害時には迅速に受援できる「災害に強い地域」として発展している
申請方法・スケジュール
オンライン説明会
2025年1月10日(金)19時〜20時30分
休眠預金活用事業説明会のお申し込みにあたり、以下のフォームに必要事項をご記入ください。
KISA2隊について、事業内容、休眠預金の仕組みなど、説明させていただきます。(質疑応答あり)
- 当日の説明会はZOOMで行います。(後日にアーカイブ配信予定)
- 記載いただいたメールアドレス宛、後日ご案内をお送りいたします。複数で参加する場合も必ずお一人ずつご記入ください。
書類提出
所定の申請書に必要事項を記入の上、全ての書類を電子メールで提出してください。押印が必要な書類および登記事項証明書は、PDFでメール提出後、後日に原本を郵送してください。
電子メール宛先:kyumin@kisa2tai.com
メール件名:「休眠2024年度 実行団体応募:〇〇〇〇(団体名)」
押印書類・登記事項証明書送付先
〒615-8074
京都市西京区桂南巽町154-3 ホッホラントビル
一般社団法人KISA2隊 休眠預金担当(石田)
申請に必要な書類
以下リンクよりダウンロード可能です。
全体スケジュール
2024年 12月20日 | KISA2隊およびJANPIAのHPに掲載 | 公募要領の公開
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2025年 1月10日 | 19時〜20時30分まで 事業説明と休眠預金についてご説明します。 申込フォーム | オンライン事前説明会
2月17日 1月11日〜 | 希望する団体に、オンラインにて個別相談会(60分)を実施します。 | 個別相談会
2月20日 | 17時まで、時間厳守でお願いいたします。 | 応募締切
2月25日頃 | 書類選考:KISA2隊が求める実行団体の水準を満たすかをチェックします。 | 1次審査
3月20日 2月26日~ | 団体訪問:KISA2隊担当者が訪問し、対談しながら団体に対する理解を深めます。 | 2次審査
3月下旬 | 第三者の外部有識者・専門家で構成される審査会議を開催し、公正な視点で採択団体を選びます。 | 審査会
4月上旬 | 個別にご連絡を差し上げる他、HP上でも結果を発表します。 | 採択発表
問い合わせ
一般社団法人KISA2隊 休眠預金担当(石田)
kyumin@kisa2tai.com