2021年から2023年5月7日のコロナ5類移行までの間、大阪市内で大活躍してくれた往診車ライオン号が次の使命をもって熊本に旅立ちました。
※ライオン号はカーコンビニ倶楽部×風に立つライオン基金からKISA2隊の往診車として支援をいただきました。
コロナ5類移行、KISA2隊大阪としてコロナ往診の出動がなくなり1ヶ月ほど稼働していなかったライオン号ですが、次の活躍の場としてKISA2隊熊本行きが決まりました。
KISA2隊熊本では、現地の薬剤師が中心となり平時の際には地域を巡回しながら支援が必要な方を訪問し、健康、介護、薬などの相談窓口としてKISA2隊ライオン号が活躍する予定になっています。
具体的には訪問先で体調が悪い時はバイタル測定、必要に応じて移動販売可能な市販薬で一時支援(※)を行うことなどを想定しています。緊急性が高い場合には、地域の医師や訪問看護ステーション、ケアマネージャーに連絡して受信、往診に繋げる架け橋的な役割を想定しています。
さらに地域に根ざした活躍イメージとして、地元のお祭りに出動し、みなさんとコミュニケーションを取りながら、熱中症等で具合が悪くなった方を支援する活動などのアイデアも温めているところです。
※2023年7月時点の法律では、市販薬2類、3類に関しては配達可能
また、災害時には医師、看護師、薬剤師がライオン号に同乗し、医療や食料、災害支援グッズ、バッテリー介護用品など、可能な限り同時に移動することで早急な治療、支援が行えるのではないかと話し合いを重ねています。
KISA2隊熊本では、多職種連携の輪がすでに広がっており、そこにライオン号という武器が加わることで熊本の地で新しい支援の形が広がることを期待しています。