2024年4月28日に、全体カンファレンス「柱合会議」を開催しました。場所は、熊本県山鹿市にある国指定重要文化財『八千代座』をお借りして、19の地域から総勢107名の全国のKISA2隊の仲間が集結しました。
講演内容
前半では、KISA2隊京都・大阪の立ち上げに関わった守上先生(OYAKATA)と小林先生、代表理事見藤による講演が行われました。また、多機関/多職種/多法人による超法人連携の試みとして、2023年よりKISA2隊と共同でものづくりのプロジェクトを展開されている企業より、取り組み内容について発表いただいた後、今回の開催にあたりホストとして尽力いただいたKISA2隊熊本のメンバーによる寸劇が行われ、大いに盛り上がりました。
開会挨拶 by OYAKATA
守上先生からは、KISA2隊京都のポストコロナ後の活動について発表がありました。また「各地域に合った活動をKISA2隊という大きい枠組みの中で最大限サポートしていきましょう」とお話があり、改めてKISA2隊の意義についてメンバーと共有することができました。
能登支援・総括 by 小林先生
次は同年1月に起きた能登半島地震の支援活動の報告として、小林隊長がお話されました。急性期から慢性期まで幅広い期間で、主に福祉施設や在宅での医療・介護を含む生活支援活動の報告をされました。
NEXT KISA2隊・今後の動きについて by 代表理事見藤
代表理事見藤からは、KISA2隊の今までの歩みとこれからのビジョンについてお話がありました。既に動き出している災害支援や、コロナ禍で発揮された介護福祉現場等における感染対策の強化活動など、今後の事業計画について発表がありました。
在宅医療のものづくりプロジェクト
現在、KISA2隊と連携してものづくりプロジェクトを推進している企業からは、医療介護従事者へのヒアリング等の活動実績をお話いただきました。超法人連携の仲間たちと共に、今後も現場の声を拾い上げながら ”在宅医療・介護現場で本当に必要とされているモノ” を形作っていきます。
てとてと∞のこころざし by KISA2隊 熊本
そしてKISA2隊熊本の前田淳子先生、清藤千景先生より「てとてと∞のこころざし」として、KISA2隊熊本の活動報告をいただきました。ラジオ形式での発表や、寸劇も途中で始まり、終始楽しい発表を聞かせてもらいました。
ワールドカフェ
最後は「ワールドカフェ」と称したワークショップも開催されました。「繋がり」というテーマで、グループ毎にディスカッションを実施し、発表を行いました。普段なかなかリアルでお話できない全国のKISA2隊メンバーとの交流で終始賑やかな時間となりました。
まとめ
KISA2隊は新型コロナの支援活動として結成され、地域の垣根を超えた繋がりや信頼関係を構築してきました。「柱合会議」では、改めてその関係性を実感することができたとても良い機会となりました。今後も患者さん・利用者さんのために、そして地域のために全国のKISA2隊メンバーと協力しながら支援活動を継続していきます。