【活動報告】令和8年熊本地震 宇城市・八代市で「ライオンカフェ」を開催しました

一般社団法人KISA2隊は、公益財団法人風に立つライオン基金と連携し、令和8年熊本地震の被災地である熊本県宇城市豊野町および八代市において、2026年9月12日〜13日、9月19日〜20日の2回にわたり、健康相談とコミュニティ支援を組み合わせた「ライオンカフェ」を開催しました。

発災から1か月半。報道は減り、支援者やボランティアの数も少しずつ減っていく中で、被災地では今も多くの方が避難所や被害を受けた自宅で不安な日々を過ごしておられます。今回の活動では、あらかじめ用意した支援プログラムを持ち込むのではなく、まず現地に入り、地域の方々や支援者の声を聞くことから始めました。

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1回目:9月12日〜13日 宇城市豊野町(光照寺・うきのわハウス)

豊野町では、約72年にわたり地域医療を支えてきた唯一の診療所が8月末に閉院し、何かあったときに誰に相談すればよいのかという不安が、高齢者を中心に広がっていました。

初日は、地域の支援拠点となっている光照寺のご住職ご夫妻、地元の薬剤師、地域の方々から、被災後の生活や地域の困りごとを約1時間半にわたって伺い、翌日の支援内容を現地の皆さんと一緒に考えました。

2日目は、光照寺前のコンテナハウス「うきのわハウス」でライオンカフェを開催。コーヒーとお菓子、オルゴールの演奏、みんなで焼くたこ焼きを囲みながら、その場に医師・看護師・薬剤師がいることで、自然な会話の中から健康相談につながる場となり、子どもから高齢者まで延べ約30名の方が来場されました。

2回目:9月19日〜20日 宇城市光照寺・八代市萩原会館

19日は2班に分かれて活動しました。宇城市光照寺では、お彼岸の法要に合わせて開催。法要の休憩時間にコーヒーをお配りし、ご住職・医師・風に立つライオン基金による「豊野のこれから」を考えるトークセッションを行ったのち、うきのわハウスでカフェ・健康相談・マッサージ・たこ焼きを提供しました(来場17名)。法要のときは沈んだ表情だった方が笑顔になる姿が見られ、ご住職からは「豊野に光を届けてもらえた」との言葉をいただきました。

八代市萩原会館では、地域の在宅医療チームのご協力のもと、19日午後にプレオープン(来場17名)、20日は10時から16時まで本開催(来場35名)。医師・看護師による健康相談やマッサー理学療法士によるストレッチ、看護師によるフットケア(19日のみ)、猿田彦珈琲によるハンドドリップコーヒーを提供しました。避難所の人数が減り寂しさを感じていたという住民の方から「みんなに会えて嬉しかった。また来てほしい」との声をいただきました。

活動概要

  • 活動日:2026年9月12日(土)〜13日(日)、9月19日(土)〜20日(日)
  • 活動場所:熊本県宇城市豊野町(光照寺・うきのわハウス)、八代市(萩原会館)
  • 参加メンバー:1回目 11名、2回目 18名(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、業務調整員ほか)
  • 活動内容:健康相談、マッサージ・フットケア、ライオンカフェ(コーヒー・お菓子・たこ焼き)、傾聴、アウトリーチ、地域の医療介護関係者との連携づくり

今回の活動で見えてきたこと

くつろいだカフェの空間の中に医療や介護の経験をもつメンバーがいて、体調の相談をきっかけに、避難生活の不安を気軽に話していただく。今回の活動は、そんな場をつくることを大切にしました。同時に、地元の医療介護関係者やご住職ご夫妻など、ご自身も被災しながら地域を支え続けている方々の疲弊も見えてきました。被災者支援と同時に、支援者を支える取り組みが必要です。

今後について

宇城市では10月・11月にライオンカフェの再開催を予定しています。八代市でも、地元の医療介護関係者がつながる場づくりを進めていきます。最終的には地域の団体に引き継ぎ、地域の中で支援が循環する仕組みをつくることを目指します。

KISA2隊は「いのちを守り、心を救う」を胸に、これからも被災された方々の声に耳を傾け、地域の皆さまとともに、真に求められる支援を続けてまいります。

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