
~感染対策・災害時の備え・薬の適正使用を学ぼう~
2026年8月30日、高知県の佐川町総合文化センターにて、KISA2隊高知が地域の皆さまの感染症予防意識の向上と災害時への備え、およびお薬の適正使用を目的として、専門職と企業が連携した実践的な講座を開催しました。
感染対策の基礎と災害時の感染対策を学ぶ!

今回は、参加者のみんなで日常および非常時における手指衛生と衛生管理について学びました。
・手指衛生のポイント: 手洗い時に時計や指輪を外す重要性や、爪を短く切ることの大切さなど、見落としがちな衛生習慣を学びました
・消毒と手洗いの違い: 擦式手指消毒薬を用いる「ラビング法」と、水と石けんで洗浄する「スクラブ法」の違いや、それぞれの正しい実施ポイントを整理しました。
・災害時における衛生管理: トイレットペーパーと大腸菌の透過リスク(27枚重ねてようやく防げる点や、避難所等の節水・紙不足への備え)を共有。非常時に活用できる次亜塩素酸の正しい希釈方法や使用場所について解説していただきました。
講師協力:丸石製薬株式会社様
きれいに洗えているかな?目で確認してみよう(体験プログラム)
手洗いチェッカーを用いた体験では、「しっかり洗っているつもりでも残りがあった」という気づきが多く得られました。
・手洗いチェッカーの体験: UVライトを用いて、正しい手洗い動作を体感・実践しました。
・洗い残しの可視化: 普段通り手洗いを行った後、ライトを照射して汚れの残りやすい部位(指先、指間、親指周りなど)を目視で確認。
正しい手洗い手順とその重要性を、実践を交えて楽しく学びました。
※ UVライトに当てると洗い残しが白く浮かび上がる仕組みです。

その薬、本当に必要ですか?~飲んでいるお薬について一緒に考えよう~
KISA2隊高知の薬剤師が複数の医療機関からの処方により薬の種類が増えてしまう背景と、それに伴うリスクや対策について市民の皆様にお話いたしました。
・薬との付き合い方: 年間の残薬が約500億円とされる現状、飲み残しが発生する原因とその解決策についてお話しました。
・かかりつけ薬局とお薬手帳の活用: お薬手帳の一元管理や、気軽に相談できる「かかりつけ薬局」を持つことが、安全で無理のない服薬習慣につながることをお伝えしました。
成果と学び
今回の講座を通じて、日頃の衛生習慣から非常時の備え、服薬環境の見直しまで、地域全体で理解を深めることができました。
・感染対策および災害時の衛生知識の深まり
具体的な数値や災害時における消毒・希釈法の解説により、日常のみならず非常時を意識した感染対策への高い関心が集まりました。手洗いチェッカー体験では多くの気づきが得られ、実践的な技術習得につながりました。
・適切な服薬管理と残薬問題への意識向上
年間残薬約500億円という具体例を通じ、薬の飲み残しやポリファーマシーへの関心が高まりました。
お薬手帳を活用した一元管理やかかりつけ薬局の重要性を伝えることで、自身や家族の服薬状況を見直す良いきっかけを提供できたと感じています。
・地域住民と医療専門職・企業とのつながり強化
薬剤師およびメーカー担当者が連携して解説を行ったことで、気軽に健康や薬の悩みを相談できる温かい雰囲気が生まれました。
KISA2隊高知では今回の反響を受け、今後も体験型講座を継続開催し、地域の皆さまが安心して暮らせるまちづくりに貢献してまいります。





